<呉急行電鉄>車両設定…1300系(他社譲渡授受車両)
2004年 11月 25日
【もと九筑電気鉄道(架空会社)3200形】
呉急1300系は、1982年に九筑電鉄からやって来た、低床・高床ホーム
対応型ローカル用電車である。
九筑電鉄時代の車番は3200形で、北九州市内の路面線から、郊外へ
伸びる本線に乗り入れていた電車である。
(九筑電気鉄道は、案がまとまり次第、このブログ内で紹介します。)
80年代当時、呉市内にわずかに残る電停のために、呉急は路面専用車
を持ちつづけた。
しかし、路面専用のため、当然ながら高床ホーム区間の運用に就けず、
経済的でない為、低床・高床対応の電車の投入を考えた。
新車は予算的に無理(ローカルに投資しようとは思わなかったらしい)なので、中古車を探していた。
その頃、九筑電鉄では、路面区間の御客様が減少傾向にあったため、
路面電車路線の一部短縮を行った。
その時に、3車体連接車である3200形は、「大きすぎる」という理由で
運用から外されつつあった。
しかし、1981年当時の車齢が22年とまだ使えるため(1959年製造)
九筑⇒呉急への譲渡が実現した。
結果、導入されたのが1300系である。
1300系の登場で、路面専用車は駆逐された。
九筑時代は、平坦線が活躍の場だった為、電制が無い。
従って、広島⇔呉間の運用に入れない。
ゆえに、呉急入りしてからずっと、呉近辺でローカル運用に従事している。
1990年に冷房化、ワンマン改造、更新修繕を受けているが、
釣り掛け駆動車のままである。
<Spec>
製造初年…1957年・ナニワ(アルナ)工機
台車形式…ブリル
駆動方式…釣り掛け
ブレーキ方式…自動空気(SME)
その他の特徴…複電圧車(呉急では不用なので、外している。)