<呉急行電鉄>車両設定…2680系(他社譲渡授受車両)
2004年 11月 27日
【もと京阪京津線80形】
呉急2680系は、1997年に京阪京津線からやって来た、低床・高床ホーム・勾配区間対応の電車である。
京阪時代の車番は80形で、京津線京都口ローカル運用車として活躍していた。
京都市営地下鉄乗り入れに際して、路線一部廃止と共に、運命を共にした
京阪京津80形。
その手ごろなサイズ、数少ない勾配対応車でなおかつ、低床・高床ホーム
に対応。
いろいろな中小私鉄から、譲渡の問い合わせがあったと聞く。
呉急では、1989年から始まった広電直通乗り入れ用のために、規格の厳しい純路面線でも運用できる専用車・2600系を製造した。
(2600系については、後程書きます。)
しかし、予想外の御乗客の増加に対処する為、車両を造備しなければいけない。が、予算が少なかった。
急勾配の続く広島⇔呉の区間に導入できる、路面規格の高床車なんて…
「そんな電車なんて無い」と思っていた。
その時、「京阪京津80形が廃車される」という情報が。
4編成8両が呉急入りし、2680系となった。
2600とこの形式が、2700導入まで呉急全線を走れる唯一の車。
低床ホーム用ステップが付いた小柄な回生車は、各停運用を中心に、
時には広電に顔を出す。
広電1900(もと京都市電)と並ぶと、古き良き時代の京都のようだ。
<Spec>
製造初年…1959年・近畿車両
台車…KD301
ブレーキ方式…SME(回生制動常用)
特徴…呉急初の回生車、複巻モーター車。路面区間対応。
こいつは「技術の京阪」が凝縮したような電車で、機器構成が恐ろしく
複雑で、メンテが地獄のようにたいへんであるという一点を除いて、
非の打ち所のない高性能車です。回生ブレーキもほとんど停止寸前
までかかる、昭和34年製とは思えない先進性を持ってます。
その気になれば80キロくらい軽々出せますんで、飛ばしすぎに注意
してくださいね。
これからも宜しくお願いします。
>メンテが地獄
整備部門に頑張ってもらいましょう。(w
呉急の特殊な路線条件に、譲渡車の中では一番合っているので、スジ屋さんは、手放したくないらしいです。
>80㌔
知らんかった・・・
私は京津80形が好きで、よく乗りに行ったものですが、各停運用では、なかなか80㌔まで出しませんから・・・
急行運用に使えるな……ボソ
「もう一度」乗ってみたい、名車ですね。
続きが気になる…