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<呉急行電鉄>車両設定…2700系

<車両設定>…2700系”Blue Wind”
「バリアフリーに対応した広電直通車」

呉急2700系は、2002年に登場した、広電直通用部分低床車である。
この車両の最大の特徴は、部分的に低床となっており、低床部分にも
ドアがついている事である。

<呉急行電鉄>車両設定…2700系_b0062178_14283083.jpg
絵は<呉急2700系>上は1次車、下は2次量産車です。



呉急は、広島地下鉄計画が中止された後も、広島市内中心部への
乗り入れを模索し、広電に乗り入れることを決断した。
そして、長い交渉の末、1980年代後半に、「連絡線」を引き、そこから
悲願の広島市内中心部への乗り入れが実現できた。

しかし、「交通バリアフリー法」の施行によって、路面の「電停」から
スムーズに段差無しで乗り降りできる事が要求された。
すでに呉市内の一部を除き高床ホーム化していた呉急にとって、いまさら
純路面型の低床車を入れるわけにはいかない。

そこで、2001年に登場した「名鉄モ800形」の車体構造に目をつけた。
「名鉄モ800形」は、床の一部を凹ませて低床部分を作り、車椅子や
御年寄りの御客様を低床部分から乗り降りさせている。
低床部分以外は普通の高床なので、そこにドアをつければ、高床ホーム
から、問題無く乗り降りできる。
早速、「モ800」を製造した日車に依頼して、製造したのが2700系だ。
初めて愛称が一般公募され、「BlueWind」(ブルーウインド・海から吹く風のイメージ・企業カラーのネイビーブルーと掛けている。)と名づけられた。

しかし、2700系にも弱点があった。それは「ドアの数」である。
2700系は普通の引き戸を客ドアに採用した為、戸袋の関係で
3ドアとなった。
しかし、3ドアとは言っても、うち1つは低床専用ドアなので、実質2ドア車
と同じであり、ラッシュ時には”使えない“電車になってしまった。
この欠点を克服する為に、2次車では、戸袋不用の折り戸を採用して、
高床ドアを3つにする事で、【ドア数は全部で4つ】全時間帯で使える
電車になった。

現在、4ドア折り戸の2次車は、広・呉⇔広電間の直通急行運用に、
3ドアの1次車は昼間の直通急行運用のほか、電停が残る
広⇔呉間のローカル運用に入っている。
とゆう設定です。

<Spec>
製造初年…2002年・日本車両
モーター出力…90Kw×6(広電区間…90Kw×4)
ブレーキ方式…電気指令(HRD)/回生制動常用
その他の特徴…部分低床車・4ドア折り戸(2次車のみ)
Commented by giii at 2004-11-21 20:39 x
>部分低床車
斬新なデザインですね。高床ドア低床ドア併せ持つ車両としては
京阪のびわこ号が頭に浮かびます。ただ,こちらは乗務員用の
ドアがなく,満員時は運転手がお客をかき分けて運転席に入ったとの
こと。京津線直通で京津線内では車掌が高床ドアを開けて安全確認した
後,低床ドアを開けて客扱いをしたそうです。
Commented by bbc-slm at 2004-11-22 17:15
>京阪びわこ号
名車ですね。最初、それを下敷きにして、車両を設定しようと考えたのですが、低床高床ドアをそれぞれ別に設定すると、15M車体にドアが6つも付くことになって断念してしまいました。
「過去の車両」で考えてみたいと思います。>びわこ号
Commented by 西宇鉄道 at 2007-12-16 18:56 x
うちの場合は広電宮島口と宮島口で接しているので現行のJR・アトラン(架空)との乗り入れの他広島電鉄との乗り入れの際フリーゲージ方式の車両開発時に参考にしたいと思います。(今の所そんな予算はありませんが…)
by bbc-slm | 2004-11-21 14:39 | 呉急行電鉄・車両 | Comments(3)

最近Twitterに引きこもることが多いですがネタがあれば更新していきたいと思います。よろしくお願いします。Mini黒子@関西電鉄


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