<呉急行電鉄>車両設定…1000系
2004年 12月 10日
~呉急高床車初のカルダン車~
呉急1000系は、1961~1963年に製造された、呉急初のカルダン駆動方式電車である。
試作車と量産車では、外観がぜんぜん違うのが眼を引く。
…
初めてのカルダン車のため、呉急では珍しく、試作車が存在する。
では、細かく見てみよう。
①試作編成(1編成)1961年製造
車体は当時量産されていた、釣り掛け車の900系のボディをそのまま採用。
呉急の特殊な路線の条件に「合う」のかどうか、テストの意味を込めての
導入だった。
「ファンデリア」も初導入して、御乗客からも喜ばれた。
②量産編成 1963年~
試作編成のテストの結果、量産されることが決まり、製造された車両。
車体もオリジナルの物が与えられ、台車も変更された。
しかし、「中央運転台」、「おへそライト」、「1C4M」は変わらなかった。
(しかも、「おへそライト」のままで、シールド2灯にパワーアップ。)
車体の「ドア数」「窓割」等は、その後の呉急車の標準になっている。
<Spec>
製造初年…1961年・日本車両(試作車)
1963年・日本車両/武庫川車両(量産車)
モーター出力…65Kw×4(1両あたり)
ブレーキ方式…電磁直通(HSC)/発電ブレーキ常用