<関西電鉄>私の妄想⑧…8800型(5ドア車)
2005年 02月 22日
関西電鉄は、沿線に松下電器の工場があります。そのため、高度成長期のラッシュ時、途轍もなく「混雑」していました。(今はそうでもありませんが。)
同じように「松下」の工場を沿線に抱える「京阪電鉄」(実在の会社です。)は、ラッシュ時対策用に5000系という5戸車を投入して混雑緩和を図っていました。
京阪5000系は、閑散時にも使えるように、5ドアの内、2ドアを閉め切れるようになっており、しかも「閉切られたドア」の部分には、「椅子」が下りてくる…という「凝った」仕掛けが施されています。
そこで、同じような電車を「関西電鉄」に投入して、混雑緩和を…と、製造されたのが、今回紹介する”8800型“です。
…
8800型は、当時量産されていた「800型」をベースに、5ドア化したもので、ラッシュ用ドアは、閑散時の閉切り時に対応して、ほかのドアと「違う色」で塗られて区別されています。
また、ドアの増設に伴う車体強度の低下を押さえる為、関西電鉄で初めて「戸袋窓」が廃止されたり、これも関電初の「6両固定編成」となって、ベースとなった800型の雰囲気とは又違った感じに仕上がっています。
絵は関西電鉄8800型・編成(現在の姿です。)
大きな絵
また、車内も「閑散時」には、「補助椅子」が出てくる…のですが、「京阪5000系」のような「凝った」しかけではなく、
絵は8800型補助椅子、左が「格納時」、右が「展開時」です。
(確かに
最後に「車番」ですが、これは「800型」が「量産形式」であったため、番号が「割り込め無く」、空き番となっていた「8000番代」に組込んだ…事になっています。
数編成のみの増備にとどまり、現在も「普通」を中心に活躍中です。