<九筑の車両>…630系(過去の車両)
2005年 08月 07日
○もと“湾鉄デハ30”○
630系電車は、「筑豊急行鉄道」が開業した1932年に登場した電車で、当時はまだ「狭軌」だった“湾鉄”区間をはしる「九博連絡急行」として「新博多(現存せず。いまの呉服町付近)~福間」間をほぼノンストップ(途中「香椎」に停まるだけ)で走る列車に使われていました。
「客ドア」が両端に寄っているスタイルは、この電車から始まった…といわれ、その後「これ以前」に登場した電車も「両端2枚ドア」に改造されてしまい、“湾鉄”の戦前における「外観上の特徴」となっていました。
将来の「標準軌」への改軌をみこして、「長軸台車」を履いていました。
車内は「クロスシート」で「トイレ」も装備され、「長距離運用」への準備が整えられた電車…といえます。
「湾鉄区間」改軌後、改軌改造を施され、九博間直通運用に就きました。
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